職員グローバルマインド養成研修を行いました
7月20日(木)、株式会社アルクの百々(どど)岳夫氏を講師としてお招きし、職員グローバルマインド養成研修を行い、本学の職員約70名が参加しました。
本研修は平成29年度山口大学事務職員業務英語能力向上研修の一環として行いましたが、本学職員が山口大学のグローバル化を担う一員として、大学のグローバル化や職員に求められる能力について考えるきっかけとなるよう、全職員を対象に研修を公開して実施しました。
まず、百々氏から大学入試の変化により、スピーキング能力が高い一方で、文法や語彙力が弱くなっている日本人学生を受け入れるため、大学としてそれに対応したサポート体制が必要となってくることが述べられました。
次に、日本の18歳人口が今後5年間で急減するため、グローバルな学部だけでなく、既存の学部も留学生を受け入れる体制を整備する必要があると提言がありました。
さらに、大学ランキングが普及したことにより、世界大学ランキングにランク付けされている山口大学には海外の大学や学生から問い合わせが増えてくることが予想され、海外からのメールや電話の問い合わせに対応できる能力が求められていることが述べられました。
百々氏から、留学生の受け入れ、学生の就職先、研究等において、大学の“市場”はますます海外に広がっていき、先5年間を見据えて海外の留学生や職員を受け入れる準備が必要であるという内容の見解が示され、さらなるグローバル化の波やその対応について改めて考えさせられました。
最後に田中理事(人事労務、地域連携、ダイバーシティ推進担当)より、地方都市にもグローバル化の波は波及してきており、将来を見据えて、本学の多くの職員にもグローバル化に対応できる能力を身に着けてほしいとの期待が述べられました。
本学では、「明日の山口大学ビジョン2015」においてダイバーシティキャンパスを目指しており、平成27年度に国際総合科学部を設置し、多くの留学生を受け入れ始めました。今回の研修をきっかけに、今後さらにグローバルな大学となる山口大学を背負う職員としての資質が高められるよう、グローバルマインドの養成や英語能力の向上等に努めていきます。