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重点連携大学事業 活動報告会を実施

5月29日(火)と6月4日(月)の2日間、学長、副学長、シニアURA及び国際戦略室員等の参加のもと、平成29年度重点連携大学事業活動報告会を開催しました。

本学では、研究分野を主体とした国際連携活動を強化することにより大学の研究レベルの高度化を図ると共に、学術を通じた教育支援及び国際貢献をおこなうことを目的として、特に本学の研究力向上につながると期待できる海外の大学を重点連携大学として選定し、選定大学との国際連携活動に対して、支援を行っています。

報告会では、「重点連携大学」事業のもと、共同研究を行ってきた11の研究チームの代表者から、昨年度の重点連携大学の研究者との共著論文の発表状況に加えて、外部資金の獲得状況や大学院生等を含めた研究者の交流状況等、活動内容とその成果、そして今後の展望等について報告がありました。

各研究チームの報告後に行われた質疑応答では、交流内容や研究内容について出席者から多くの質問があり、発表者との間で活発な意見交換が行われました。学長及び副学長からは、重点連携大学事業を通して、相手大学研究者との共著論文の発表や外部資金の獲得に向けて継続的に努力を欲しいとのメッセージが送られました。

本学では、平成29年5月に重点連携大学の再選定を実施し、現在、13の大学等を本学にとっての重点連携大学として指定すると共に、11の重点連携大学事業に対して支援を行い、大学の国際研究力を強化することを目標としています。本学の研究分野での強みを、重点連携大学事業を通じてグローバルに発展させ、国際社会へ貢献すると共に、学生や地域の皆さまにとって魅力のある大学となるよう、取り組んでまいります。

報告が行われた重点連携大学とのプロジェクトは、以下のとおりです。

報告者
所属・職・氏名
相手先大学名 プロジェクト名
医学系研究科・
教授・中村 教泰
南カリフォルニア研究所群
(米国)
難治がん克服に向けた南カリフォルニア研究所群との国際重点連携
医学系研究科・
教授・篠田 晃
ミシガン大学
(米国)
アポトーシスや神経変性に対するSTB/HAP1とNDLRの細胞保護作用と病態制御
創成科学研究科(工)・
教授・清水 則一
ウダヤナ大学
(インドネシア)
国際共同教育、共同研究による衛星リモートセンシング人材育成
創成科学研究科(工)・
教授・上村 明男
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
(英国)
重点連携大学UCL
創成科学研究科(工)・
准教授・熊切 泉
サラゴサ大学
(スペイン)
Working Together, Creating Excellence
創成科学研究科(工)・
教授・進士 正人
梨花女子大学校
(韓国)
梨花女子大学校と山口大学との連携プロジェクト
創成科学研究科(農)・
教授・山田 守
カセサート大学
(タイ)
熱帯性環境微生物資源の開発研究
チュラロンコン大学
(タイ)
創成科学研究科(農)・
教授・執行 正義
ワーゲニンゲン大学
(オランダ)
健康機能性を有する医薬原体・生鮮食品の高効率生産を目指す植物医科学研究
東アジア研究科・
教授・葛 崎偉
山東大学
(中国)
山大²による東亜社会システム科学に関する研究
技術経営研究科・
教授・上西 研
マレーシア工科大学
(マレーシア)
国際連携知財講座を核としたアジアにおけるMOT教育研究の推進
時間学研究所・
教授・藤澤 健太
モスクワ大学
(ロシア)
時間学に関する学術交流事業
報告会の様子
報告会の様子
質疑応答の様子
質疑応答の様子