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維新150周年記念国際シンポジウムを英国にて開催しました

6 月22 日(金),英国ロンドン在英国日本国大使館において,山口大学,ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL),鹿児島大学,在英国日本国大使館が共催して「-維新150 周年記念国際シンポジウム-安全・安心かつ持続可能な未来に向けての最新科学技術」を開催しました。

本シンポジウムでは,最新の宇宙科学技術,リモートセンシング技術,環境・防災技術をキーテクノロジーとして,日英の研究者が,安全で安心,かつ持続可能な人類社会を実現するための最新の研究動向に関する講演を行いました。

シンポジウムの冒頭で,山口大学岡正朗学長は,150年以上前に,言葉も文化も異なる日本の若者たちを快く受け入れ支えてくださった英国,UCL,そしてUCLのアレキサンダー・ウィリアムソン教授夫妻に感謝の意を表すとともに,明治維新から150年となる節目の年に,明日からの150年を見据えたシンポジウムが日英の関係者の協力のもと開催されることへの期待を述べました。

また岡学長は,本シンポジウムに先立ち,UCL において前述の3大学の学長による懇談,さらにはケンブリッジにてSanger Institute,MRC Laboratory of Molecular Biology,及びCancer Research UK, Cambridge Univ.で活躍する日本人研究者を訪問し意見交換を行うなど,英国の教育研究機関との交流を深めました。

滞在最終日には,岡学長ら山口大学関係者は,ロンドン郊外にあるブルックウッド墓地に赴き,アレキサンダー・ウィリアムソン夫妻と,夫妻が世話し惜しくも英国で客死した日本人留学生の墓参りを行い,「夫妻の墓は日本人留学生と同じ墓地にあり,如何に教え子の日本の若者を慈しんでいたかうかがえます」という案内人の方のお話に,あらためてウィリアムソン夫妻の深淵な人間愛に強い感銘を受けました。

この度の英国での国際シンポジウムや英国大学関係者等との交流を契機に,山口大学は英国との結びつきを一層強化してまいります。

国際シンポジウムにて開会挨拶を述べる岡学長
国際シンポジウムにて
開会挨拶を述べる岡学長
国際シンポジウム会場の様子
国際シンポジウム会場の様子
ブルックウッド墓地訪問の様子
ブルックウッド墓地訪問の様子