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台湾の大葉大学から研修生を受け入れました

2019年8月5日(月)~6日(火)の2日間にわたり、本学大学間協定校である台湾大葉大学の教育専業発展研究所から、現職の小・中・高等学校等の教員である大学院生18名を受け入れ、日本の教育に関する研修を実施しました。日本と台湾の教育の違いについて理解を深め、研修で得た知識を自身の教員生活で生かすことを目的とした本研修は、2016年以来3度目の実施となりました。

初日は三浦房紀副学長(国際連携担当)の歓迎と激励の挨拶から始まり、中田充教育学部教授による日本のICT教育、押江隆教育学部准教授による日本の不登校問題への対応、佐々木司教育学部教授による日本の教育制度に関する講義を実施しました。研修生は時折大きく頷きながら熱心に耳を傾け、また日本との教育の違いについては驚きの声が上がっていました。

研修2日目は、岡村吉永教育学部教授による演習を交えたものづくり教育に関する講義を実施したほか、教育学部附属山口小学校を訪問し、現役教員との懇談を行いました。懇談会では、学校の教育目標から子どもたちの1日のスケジュールなど双方から途切れることなく質問が続き、最後に岡村吉永附属山口小学校長からの、国は違っても教員として目指すところは同じであることに気付かされたとのコメントで締めくくられました。

研修の最後には閉講式を行い、富本幾文副学長補佐(国際連携担当)から修了証書が一人一人に手渡しされ、研修生代表からは、研修の御礼とともに、それぞれの講義や懇談会で学んだことをしっかり役立てていきたいとの抱負が述べられました。

山口大学は、今回の研修が台湾における教育力の向上・発展の一助となることを願うとともに、今後も大葉大学をはじめとする協定校との関係深化に努めてまいります。

講義の様子
講義の様子
修了証書を手に記念撮影
修了証書を手に記念撮影