中央アジア・コーカサス地域から研修員が16名来学

11月4日(金)、国際協力機構(JICA)の青年研修で、中央アジア4カ国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)からの行政官16名が来学しました。本研修は、日本の地方行政制度を様々な講義や自治体訪問を通じて学び、将来の4ヵ国の持つ諸課題の解決の糸口を探ることを目的に実施されたものです。

 

11月4日に行われた開講式では、本学、三浦房紀副学長(国際連携担当)による歓迎の挨拶の後、研修員を代表して、カザフスタンのMUKASHOVA Asselさんが「日本の地方行政制度について多くを学び、帰国後、その知識を国の地方行政の発展のために活かしたい」と研修への抱負を述べました。研修員代表挨拶の後、研修員から記念品として、三浦副学長にカザフスタンの伝統衣装、チヤパンが贈呈され、チヤパン姿の三浦副学長とともに、参加者全員で記念撮影を行いました。その後、豊嘉哲経済学部副学部長、馬田哲次経済学部教授をはじめ、開講式に出席した本学関係者からの挨拶が行われ、本研修の受入れ主体となった本学経済学部経済学科公共管理コースのカリキュラム、歴史、食文化といった山口県の紹介も行われました。

 

本研修では、山口県での研修に先立ち、東京に約1週間滞在し、日本の地方自治の基本的な仕組みや公務員の人事制度についての研修が行われました。山口県内では、本学での講義に加え、山口県庁、萩市、美祢市、防府市でそれぞれの自治体から、中央政府と地方政府との関係や各自治体独自の取り組みに関して講義及び関連施設の訪問が実施されました。さらに、研修生は萩市の川上ふるさとまつりへの参加や防府天満宮への訪問を通して日本文化を体験するとともに、自治体の住民との連携についても、学びました。

 

本学はこれまでにバングラデシュの国別研修を複数年続けて受入れており、その経験を活かし、今回、初めて中央アジア・コーカサス地域から研修員を受入れました。本学は今後ともこうした活動を通し、様々な国・地域への発展に貢献し、関係深化に努めます。

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