アフリカ12ヵ国より研修員が来学

9月28日(木)、国際協力機構(JICA)の青年研修で、アフリカ12ヵ国(ボツワナ、モザンビーク、ナミビア、ナイジェリア、ルワンダ、セーシェル、シエラレオネ、南アフリカ、スワジランド、タンザニア、ウガンダ、ザンビア)から、現地の教員等18名が来学し、10月13日まで研修を実施しました。本研修は、日本の教育、特に初中等理数科教育について、制度や指導法について様々な講義や関連機関訪問を通じて学び、将来の12ヵ国の持つ諸課題の解決の糸口を探ることを目的に実施されたものです。

本研修では山口大学において、日本の教育制度の基本的な概要と理数科の指導法についての研修が講義のみならず、算数・数学の模擬授業や実際に実験を行うことで実施されました。特に理科の実験においては、実験機材の不足している現地の状況に鑑み、代替手法や代用品の紹介にも重点が置かれ、現地でも実演可能な実験指導法が紹介されました。また、山口県内の公立学校や本学附属小中学校、山口県教育委員会等関連機関を訪問しての講義等を通し、実際の指導現場の視察や地域と連携した教育への取組などを学びました。一連の研修で得た成果をもとに行われた最終ワークショップにおいては、研修員間で活発な議論が行われ、帰国後に早速実践できる取組について整理・紹介され、実りの多いものとなりました。

10月13日に行われた閉講式においては、研修員を代表してザンビア出身の研修員より各関係者に謝辞が述べられるとともに、「本研修で得られた知識を帰国後に必ず実践し、将来の発展に寄与したい」との強い決意が示されました。

本学はこれまでにJICAと連携し、様々な研修を実施しております。本学は今後ともこうした活動を通し、様々な国・地域への発展に貢献し、関係深化に努めます。

     

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