山口から、世界へ!青年海外協力隊帰国報告会&国際協力キャリア相談会を開催

10月19日(木)、山口大学吉田キャンパスにて、独立行政法人国際協力機構中国国際センター(JICA中国)との共催で、「山口から、世界へ!青年海外協力隊帰国報告会&国際協力キャリア相談会」を開催しました。本説明会では、青年海外協力隊として2015年よりボリビアで活動された山口大学教育学部の卒業生、山村優氏による現地での活動の報告とAMDA社会開発機構奥田鹿恵子氏による国際協力のキャリア形成について講演が行われました。 

帰国報告会では初めに、山口県JICAデスク木下氏より青年海外協力隊の制度や応募方法等の説明があり、続いて山村氏による現地での活動の報告がなされました。山村氏は山口大学教育学部を卒業後、教員として働いた後、協力隊に応募し、ボリビアの児童養護施設に派遣され、施設の子供たちに体育を教える活動を行っていたそうです。報告会では、現地での活動の様子を資料やVTRなどを見せながら紹介するとともに、聴講者にボリビアという国を知ってもらおうと聴講者全員参加のクイズを行う等、ユーモアたっぷりに紹介しました。現地での活動においては子供たちにとって重要なのは教師として接するのではなく、「お兄ちゃん」として接することであったとのことで、「無償の愛」を注ぐことが何より重要であることを教えられたことを強調され、ご自身が目指す教師として大切な財産となったと締めくくりました。

続いて行われたキャリア相談会においては、同じく協力隊員としてドミニカ共和国に派遣されていた奥田氏より、国際協力のキャリア形成について紹介がなされました。奥田氏は企業やNGO等での勤務経験を経て協力隊に参加されており、ご自身のこれまでのキャリアをモデルに行政やNGO、民間企業も多く関わる国際協力活動においては様々なキャリアパスがあることが紹介されました。

各講演終了後に実施された個別相談会においては、山村氏、奥田氏それぞれに多くの学生が集まり、協力隊での経験から帰国後の展望、国際協力活動にいつから参加するのがよいか等、多くの質問が各講演者に寄せられていました。本説明会を通じて、より多くの学生が海外へと活躍の場を広げてくれることを期待します。

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