国際協力機構(JICA)青年海外協力隊説明会を開催

 4月24日(木),吉田キャンパスにて,国際協力機構(JICA)と山口大学の共催による青年海外協力隊説明会を開催しました。山口大学は「発見し・はぐくみ・かたちにする 知の広場」を理念として,人間力とバイタリティーにあふれる,世界に羽ばたく人材の育成を目指しています。本学の学生が,日本国内のみならず海外にも目を向け,活躍の場を見出してくれることを期待して,本説明会を開催しました。

 説明会では,初めに,JICA国際協力推進員の小野万理さんから青年海外協力隊の制度についての説明があり,続いて,2012年1月からアフリカ南部のザンビア共和国(職種:サッカー)へ派遣され,2年間の派遣期間を終えて帰国した山陽小野田市出身の協力隊OBの山田涼太さんが,自身の体験について報告を行いました。山田さんは,ザンビアの特徴や日本との違い,現地での活動について VTRを見せながらユーモアたっぷりに紹介し,その中で,特に感じたこととして「ネガティブな言葉で脅すのではなく,ポジティブな言葉でその気にさせることが大事」,「密なコミュニケーションが結果を生む」と強調し,経験者ならではの説得力ある言葉に参加者は大いに頷かされました。

 

 説明会には,青年海外協力隊の制度やアフリカのサッカー事情を学ぼうと,学内外から約20人が参加し,皆,山田さんの話に熱心に聞き入り,質疑応答では,コミュニケーションの問題,現地の食事,現地における他の日本人との関わりについてなど,多くの質問が挙がり,終了後も熱心に質問する参加者もいました。

 

 参加者は,山田さんの貴重な体験談に触れて,まだ見ぬ国々やそこで活動する自分の姿に思いを馳せている様子でした。この説明会を通じて,より多くの本学の学生が,海外へと活躍の場を広げてくれることを期待します。

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 国際協力推進員の小野さん        説明をする山田さん           会場の様子

 

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