山口大学「国際協力の里」特別講演会~魅力あふれる台湾-台湾ってどんなとこ??-~を開催

山口大学「国際協力の里」特別講演会

1月20日(火)、大学会館大ホールで、公益財団法人交流協会理事長の今井正氏を講師に迎え、特別講演会「魅力あふれる台湾-台湾ってどんなとこ??-」を開催し、学内外から約90人が参加しました。

山口大学は、本年4月に新しく国際総合科学部を開設し、国際的に活躍する人材の育成と地域の活性化を目指しており、当学部の学生には、1年間の交換留学を義務づけるなど、現在、大学をあげて「学生の国際化」に取り組んでいます。これに伴い、特に台湾の協定校との交流が益々盛んになり、関係が深まることから、主に学生にさまざまな観点から台湾を知ってもらおうと、本講演会を開催したものです。

講演会では、三浦副学長(国際・地域連携担当)の挨拶に続いて、今井氏が講演を行い、台湾の魅力を紹介しました。

山口大学「国際協力の里」特別講演会

山口県出身の今井氏は、山口の思い出について語った後、自身の海外経験を通じて感じた、異文化理解、コミュニケーションの重要性について述べ、「異文化に接することで、人間の奥行きが生まれる。海外の人たちは、自分とはまったく逆の視点で物事を見ており、逆転の発想が可能になる」と強調しました。

続いて今井氏は、本学が、隣国である台湾を異文化交流強化の最初の相手国とすることに理解を示したうえで、台湾の歴史、政治、経済についての説明を行いました。氏は、日・中・台の関係、また、それに伴う台湾のアイデンティティの確立の難しさについて述べ、日本と台湾は、心と心がつながった重要なパートナーであり、政府ではなく、実務担当者が交流の担い手であると熱く語りました。

山口大学「国際協力の里」特別講演会

講演後の質疑応答でも、台湾の親日感情について、さまざまな要素が入り組んだうえでの結果であり、日本から恩恵を受けた結果だという傲慢な考えを持ってはならないと強調しました。

山口大学は、今後もこのような講演会を通じ、学生のみならず教職員も、海外の国々への理解を深め、国際化に対する意識を高めて、全学でグローバル化を推進していきたいと考えています。

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