山口大学「国際協力の里」特別講演会を開催

山口大学「国際協力の里」特別講演会を開催

 

11月24日(火)、吉田キャンパスにて、本学国際アドバイザー大迫勝博氏を講師に迎え、山口大学「国際協力の里」特別講演会「学生と大学のグローバル化に関して」を開催し、本学の学生約90人が参加しました。

 

講演会では、大岩教授(経済学部)の挨拶に続いて、大迫氏によるグローバル化の時代に必要な人材や考え方についての講演が行われました。

 

国際協力の経験が豊富な大迫氏は、まず国際協力推進協会、外務省等での勤務経験を説明し、外交官や経済学が今の世界でどういう役割を担っているのかを紹介しました。その後、戦後の日本がアメリカだけではなく、南米等からも支援を受けた歴史に触れながら、他国と良好な関係を築く上で、いかに国際協力が重要であるかを熱く語りました。

さらに、ミャンマーでは、基礎インフラや農道が整備されていないため、支援が農家まで行き届かない等の課題があり、国際協力事業行うためには、対象国のニーズを把握し、それぞれに適した事業としなければ、成果を上げることは難しいと強調しました。

 

最後に、ミャンマーの子供たちの学習意欲の高さについて話した後、出席者に対して、様々なものに触れることで在学中に自身を磨き、社会に出て貢献出来るようにと激励の言葉を述べました。

 

参加者からは「国際協力の現実と難しさがよく分かった。しっかりと学び、行動を起こすことが大切だと感じた」、「今日の講演を聞いて、やはり現地に行って活動したいと思った。もともと外国に興味があったが、経済学部であるため、何ができるだろうとずっと考えていた。でもそれは関係なく、自分なりのテーマを持って関わろうとすることで見え方や気持ちも変わってくると気付いた」等の感想が寄せられました。

山口大学は今後もこうした講演会を通じ、学生の海外への理解と関心を深め、世界で活躍する人材の育成を推進します。

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