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世界から貧困をなくそう!

~山口大学は今年も“Stand Up Take Action”に参加します~

2000年の国連ミレニアム・サミットでは、世界の多くの人々の脅威となっている貧困や飢餓、疾病を、世界各国が協力して克服しようと宣言しました。この宣言に基づき8つの目標を定めた「ミレニアム開発目標(MDGs)」は、2015年までの目標達成を目指していますが、未だ達成が困難な目標も多く残されています。特に、最近の世界経済の低迷から、1日1.25ドル以下で生活する人々の割合を1990年の半分にしようとする貧困削減目標では、南アジアやアフリカでかえって悪化する状況にあります。

5年後に迫ったMDGs目標最終年に向けて、国連MDGsレビュー・サミット(MDGs国連首脳会合)が今月20日から22日にニューヨークで開催されます。このため、例年10月17日の「国連貧困デー」をはさんで開催されていた世界共通イベント“Stand Up Take Action”注1が今年は9月に開催されることになりました。

山口大学では「知るから始める国際協力」を目指す学生サークル「YICA」が3年前からこのイベントを実施しています。学生を中心に毎年100名前後が参加し、山口の地から世界の貧困削減のために「Stand Up!」立ち上がってきました。今年は夏休み中の実施となり学生の参加が少なくなりそうですが、YICAは今年も9月17日(金)の午後5時から、共通教育棟1階「自主活動ルーム」隣のラウンジで、この世界イベントに参加することになりました。(詳しくは、ここ(pdf112KB)を参照下さい。)

是非、多くの学生、教職員の皆様に参加頂き、世界の貧困や飢餓、衛生・保健の深刻な現状を考え、MDGs達成のための声を上げ、立ち上がって下さい。

注1:「Stand Up Take Action」とは、貧困解消と国連ミレニアム開発目標(MDGs;2015年までに地球上の貧困を半減するなど、世界の指導者たちが2000年の国連ミレニアム・サミットで確認された8つの目標)の達成を求めて、世界中の人々が同時に立ち上がるイベントです。昨年はこの「Stand Up Take Action」に世界各国で約1億7千万人以上の人が立ち上がり、ギネス記録を更新しました。