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マレーシアサラワク大学と学術交流協定を締結

3月29日(木)、マレーシアサラワク大学(UNIMAS)で、本学との学術交流協定調印式が開催され、松田副学長、留学生センター福屋教授が出席しました。
UNIMASは、同日、株式会社トクヤマの白神顧問出席のもと、同社とも協定を締結しています。これにより、サラワク大学の工学系の大学院生が株式会社トクヤマから資金援助を得て山口大学に留学し、最終的には、サラワク州にある株式会社トクヤマの多結晶質シリコンの工場で働くことができるというシステムが確立されました。

株式会社トクヤマのサラワク工場は、来年稼働開始予定で、300人の現地スタッフを雇用する計画です。

本学との協定の活動内容には、共同研究、学生及びスタッフの交流、学術情報・出版物の交換、セミナーの開催などが含まれますが、株式会社トクヤマは、学生の奨学金だけでなく、高品質のバックアップ電源に関する共同研究への助成金も提供する意向を示しており、今後、電力に関する研究がさらに推進されることになります。

調印後、松田副学長は、「この協定によって、マレーシアの学生の間で、山口大学の知名度が上がることが期待される。山口大学は、株式会社トクヤマの工場が必要とする人材を育成することに尽力します。」と挨拶しました。

UNIMASは、学生や教員に、この協定を最大限利用するよう奨励しており、マレーシアの東方政策30周年も追い風となり、山口大学、サラワク大学、株式会社トクヤマの三者交流・協力体制が今後発展していくことが期待されます。

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