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3都市・3大学国際シンポジウムを開催

~「食」を通じた地域の活性化と日中韓3カ国の経済交流の促進~

3都市・3大学国際シンポジウムを開催~「食」を通じた地域の活性化と日中韓3カ国の経済交流の促進~

10月9日(火)、山口市・山口大学の共催で、中国・済南市と韓国・昌原市、およびそれぞれの都市に位置する山東大学と昌原大学校から関係者を招き、3都市・3大学国際シンポジウムを山口市内のホテルで開催し、一般参加者を含め約150人が参加しました。このシンポジウムは、毎年、特色ある課題について、行政代表者と大学研究者が意見交換を行い、地域の国際化の推進と発展を目指すものです。今年度は、「『食』を通じた日中韓の交流をめざして」をテーマに、「食」を通じた地域の活性化と日中韓3カ国の経済交流促進について意見交換・発表を行いました。

当日は、済南市が都合により不参加となったため、第一部として昌原市および山口市の行政担当者が、地域特産物の商品化戦略や新産業づくりについて発表を行いました。第二部では、山東大学、昌原大学校の研究者が、済南南部山地の飲食業界の発展と水産発酵食品の歴史について、それぞれ講演しました。また本学からは、教育学部の荒木一視教授が「東アジアの食料流通・食料貿易と食品の質」と題して講演を行い、食料流通において日中韓の3ヵ国の関係は深く、そのことを踏まえた上で、将来の食料供給システムを考えていく必要があると述べました。
その後、本学教育学部の五島教授がコーディネーターを務め、各発表者がパネリストとして討論を行い、特産品の商品戦略のなかで解決すべき課題や「食と観光」といったテーマについて、意見交換を行いました。

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会場では休憩時間に各都市のお菓子、お茶、および発表の中で事例として紹介された地域資源を生かした特産品などが振る舞われ、参加者たちは、それぞれの食文化を満喫していました。

3都市・3大学国際シンポジウムを開催~「食」を通じた地域の活性化と日中韓3カ国の経済交流の促進~

今回のシンポジウムは、「食」という我々の生活に身近なテーマを通して、改めて国際交流とはまちづくりに欠かせないものであるという認識を共有することができ、大変有意義なものとなりました。本シンポジウムを契機として、3都市・3大学の交流がより発展していくことが期待されます。


3都市・3大学国際シンポジウムを開催~「食」を通じた地域の活性化と日中韓3カ国の経済交流の促進~ 3都市・3大学国際シンポジウムを開催~「食」を通じた地域の活性化と日中韓3カ国の経済交流の促進~