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カンボジア運動会プロジェクト壮行式を開催

参加する学生ボランティアの皆さん

参加する学生ボランティアの皆さん

1月16日(水)、吉田キャンパス事務局2号館第2会議室にて、「カンボジアの子どもたちに学校体育の素晴らしさを届けるプロジェクト(略称:運動会プロジェクト)」壮行式を開催し、学長、服部副学長らが出席して、カンボジアに向けて出発する学生とプロジェクト責任者の本学教育学部海野勇三教授を激励しました。

本プロジェクトは、本学教育学部保健体育教室と近畿大学九州短期大学、中村学園大学および西南学院大学の4大学の学生と教員が参加し、カンボジア北部のチョンカル小学校で運動会を実施するものです。カンボジアの小学校では日常的に体育の授業が行われておらず、子どもたちに運動会を通して体育の楽しさを知ってもらいたい、体育の授業の確立につなげたいという思いから、海野教授が中心となり、国際教育協力ボランティア活動として運動会開催を呼び掛けました。本学からは12人の学生ボランティアが参加します。この活動のなかで、カンボジアの子どもたちに文具を贈ることも予定されており、文具寄付への呼び掛けには、多くの方々からご支援をいただきました。

クメール語での横断幕を掲げての集合写真

クメール語での横断幕を掲げての集合写真


式に先立ち、服部副学長から、この活動の一部を支援している本学の国際協力活動推進プラットフォームの概略と、教育学部のカンボジアへの支援活動の経緯についての説明がありました。

式では、丸本学長から、「カンボジアの次世代を担う子どもたちに、今回の運動会のような日本の文化の良いところを伝えてほしい」と激励の挨拶があり、これを受け、本プロジェクトの学生団長の入江航生さん(教育学部3年)が「支援していただいた多くの皆さんの思いを胸にして、運動会を成功させたい」と決意表明を述べました。また山村優さん(教育学部3年)から、運動会実施の目的や内容についての説明があり、その後、出席した学生一人ひとりが、このプロジェクトと現地での活動への思いを語りました。最後に、本プロジェクト代表の海野教授が、「カンボジアでの現地調査や支援活動を続けているが、今回は運動会という行事を実施しながら、教育分野での支援を実現したい」と出発に向けて力強く挨拶するとともに、活動への支援に対し感謝を述べました。学生たちは、現地語のクメール語で書いた名札やポスター、横断幕を作成しており、運動会に向けて準備万端の様子で、意気込みが感じられました。

入江学生団長

入江学生団長

入江学生団長

一言ずつ語っていく学生ボランティア


教育学部 海野勇三教授

教育学部 海野勇三教授

学生らは、1月18日に日本を発ちカンボジアに向かい、現地で運動会の他にも体育模擬授業などを行い、24日に帰国する予定です。帰国後は、報告会を開催する予定で、カンボジアでの学生たちの健闘と運動会の成功、無事の帰還を祈っています。