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バングラデシュより国際協力機構(JICA)国別研修で4名の研修員が来学

9月1~14日の2週間、バングラデシュの行政官4名が来学し、「地方行政」についての研修を受けました。
4名は、JICAの国別研修で来日した研修員で、8月26~31日、明治大学での研修を受けた後、9月1日に本学での研修に参加するために山口に到着しました。

バングラデシュより国際協力機構(JICA)国別研修で4名の研修員が来学
バングラデシュより国際協力機構(JICA)国別研修で4名の研修員が来学

バングラデシュでは、社会・経済のダイナミックな変化に対応するため、同国の事情に適した「公務員制度」や「地方自治・地方分権制度」についての明確なビジョンの形成が求められています。それら社会制度の構築を担う行政官の知識習得と教育を支援するために、本研修では日本の中央政府と地方自治体の関係を参考としてバングラデシュにおける地方自治の方向性についてのビジョン形成に役立てられるよう、本研修では、様々な角度から日本の行政制度について紹介しました。
また、より研修の効果を高めるために、大学での多分野の講義のみならず、県庁での権限譲渡の実績や課題に関する講義、山口市や宇部市で行っている環境問題対策についての講義のほか、地域の民間企業も訪問し、山口県の紹介を兼ねたプログラムも設けました。一行は、山口大学教育学部附属光小学校を訪問して、生徒との触れ合いも楽しみました。

本研修に参加した研修生は、バングラデシュで実際に地方行政改革を担う行政関係者であるため、帰国後自治体の政策に研修の成果が反映される等高い効果が期待されます。

一連の研修がバングラデシュの発展に寄与することを期待するとともに、今後、山口大学とバングラデシュの関係深化にも努めていきたいと考えています。

バングラデシュより国際協力機構(JICA)国別研修で4名の研修員が来学