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ウダヤナ大学等との共催による樹林化プロジェクト「植樹祭」を実施

平成25年12月8日、本学丸本学長と下松市の多機能フィルター(株)が共同で開発した「種バッグ」を用いて、多機能フィルター、バリ森会、ウダヤナ大学、山口大学の共催で、樹林化プロジェクト「植樹祭」をインドネシア・バリ島キンタマニーのトヤ・ブンカ村のバトゥール山荒廃地において実施しました。植樹祭には、ウダヤナ大学から、Wirawan教授およびMerit教授が、また、山口大学からは、富本副学長補佐、大澤特命准教授および清水谷URAが参加し、在デンパサール総領事夫妻も視察を行いました。

この行事は、今年度から実施しているODAによる「民間提案型・普及実証事業」として行われたもので、本学で開発された技術を多機能フィルター(株)に移転し、その技術を利用して多機能フィルターが、現地生産を含む事業の海外展開を行うことに、ウダヤナ大学と本学が協力しています。

「種バッグ」は、現地の土壌、種子そして微生物(菌根菌)を椰子ネットの袋に充填した資材で、種子から植生を行うことにより、植物の根張りに優れ、さらに、現地の菌根菌が植物の根と共生することにより、乾燥や養分飢餓などの環境ストレスを回避し、樹勢を向上させます。この工法により、バトゥール山周辺の荒廃地の樹林再生が促進され、同時に、地元住民や高校生が環境保護の重要性を考える機会となることも期待されます。山口大学は、地球規模の課題である環境保全に、多機能フィルター(株)やウダヤナ大学とともに、今後ますます貢献していきたいと思っています。

ウダヤナ大学等との共催による樹林化プロジェクト「植樹祭」を実施
ウダヤナ大学等との共催による樹林化プロジェクト「植樹祭」を実施
ウダヤナ大学等との共催による樹林化プロジェクト「植樹祭」を実施