back

ウダヤナ大学(インドネシア)前学長のバクタ博士に名誉博士号を授与

ウダヤナ大学(インドネシア)前学長のバクタ博士に名誉博士号を授与

平成25年12月17日(火)、山口大学の学術交流協定校であるインドネシア・ウダヤナ大学の前学長イ・マデ・バクタ博士への山口大学名誉博士号の授与式が行われました。

バクタ博士は現在、ウダヤナ大学において血液内科・腫瘍内科学科の学科長を務められており、専門は貧血一般、特に鉄欠乏性貧血に関する研究です。博士は、長年の研究により血液分野での臨床医学の発展に大きな足跡を残し、インドネシア国内外で血液疾患に悩む人々を救うための道筋を切り開いてこられました。また、2007年にウダヤナ大学と本学とが学術交流協定を締結して以来、衛星リモートセンシングによる環境・防災に関する教育・研究プロジェクトおよび微生物共生による植林再生プロジェクトの共同事業の確立に尽力されました。現在この2つのプロジェクトは、インドネシア政府、文部科学省、外務省、JICAの支援により順調に進展しており、本学の特色ある国際貢献活動のひとつとなっています。

バクタ博士の今日までの研究業績を称え、本学との国際協力の推進に貢献された博士の活動に敬意を表し、このたび、山口大学名誉博士号を授与することとなりました。

ウダヤナ大学(インドネシア)前学長のバクタ博士に名誉博士号を授与

式では、丸本学長が、バクタ博士の業績を称えるとともに、この授与は、我々が、今後もウダヤナ大学から多くを学び、社会に貢献したいという強い意思の表れであるとの言葉がありました。また、服部副学長からは、バクタ博士の研究姿勢への敬意と今年5月に丸本学長がウダヤナ大学名誉教授及び客員教授の称号を受けたことへのお礼の言葉が述べられました。

祝辞に続き、丸本学長からバクタ博士へ山口大学名誉博士号が授与され、会場は大きな拍手につつまれ、バクタ博士も喜びを隠せない様子でした。

ウダヤナ大学(インドネシア)前学長のバクタ博士に名誉博士号を授与

最後にバクタ博士から挨拶があり、丸本学長や山口大学関係者への謝辞が述べられました。バクタ博士は、栄誉ある名誉博士号の受称は喜びであり、これを機に、山口大学とウダヤナ大学の関係がスワスティカ学長のもとでますます発展して欲しいと述べました。さらに、博士は、自身の研究についても紹介し、参列者は熱心に耳を傾けていました。

このたびのバクタ博士への名誉博士号授与を契機として、博士の研究が今後さらに発展し、ウダヤナ大学と本学との協力関係が強固で実りあるものになることを期待します。

ウダヤナ大学(インドネシア)前学長のバクタ博士に名誉博士号を授与