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ミャンマーで国際協力のための事前調査を実施

1月1日(水)~10日(金)、山口大学大学院理工学研究科の松田教授を中心とした視察団がミャンマーを訪問し、主に農業の現状に関する視察を行いました。

現在ミャンマーは2011年の民主化以来、大きな転換期を迎えています。世界各国が今後のミャンマーの発展に注目しており、日本もODAの再開を決定し、日・ミャンマー間の関係は日に日に深まっています。このような状況から、ミャンマーは「最後のフロンティア」と呼ばれ、民間企業の関心も高い国の一つですが、一方で、国内のインフラの整備が進んでおらず、電力の供給や物の流通経路などに関する大きな問題を抱えています。また、かつては「アジアの米櫃」と呼ばれ、世界でも有数の米の生産地として知られていましたが、現在は労使問題や機械化の遅れなどからその生産力も低下するなど、農業分野においても多くの課題があります。

山口大学は大学の持つ知見・技術を活かした、同国への支援を検討しており、今回は農業分野での協力を念頭に同国を訪問しました。

ミャンマーで国際協力のための事前調査を実施

今回の訪問では先方の農業灌漑省関係者と面会し、ミャンマーの農業について意見交換を行った後、実際に、政府系の農業試験場も視察し、ミャンマーの農業の特徴や課題を調査しました。

また、在ミャンマー日本大使館を訪問し、大使から、ミャンマーに関する経済を中心としたミャンマーの現状や国際協力支援に関する貴重なご意見をいただきました。

ミャンマーで国際協力のための事前調査を実施

今後、山口大学はミャンマーとの関係を深め、同国の発展に寄与します。