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バングラデシュより地方都市行政能力強化プロジェクトで40名の研修員が来学

5月26日(月)、国際協力機構(JICA)が実施する地方都市行政能力強化プロジェクト研修で、バングラデシュのポルショバ(地方都市)の市長や行政官、総勢40名が来学しました。

地方都市行政能力強化プロジェクトは、行政サービスや開発事業運営に係る実施体制が十分に構築されていないバングラデシュの地方自治体に共通する課題の解決のために、バングラデシュ全国に319あるポルショバの市長や行政官を対象に行われ、ポルショバの行政能力強化策の実施とそのための実施体制・制度の整備、関係者の能力強化を目指すものです。山口大学は、2013年9月に、国別研修により、バングラデシュから5名の研修員を受け入れましたが、その際、参加者の1人から、バングラデシュ側の経費負担でポルショバ市長を対象に研修を実施してほしいとの要望があり、本研修の実施に至りました。

当日は、開講式、オリエンテーションに続いて、研修員は本学の三浦副学長(国際・地域連携担当)との懇談を行いました。三浦副学長が、山口大学や山口県の紹介と併せて、今後バングラデシュとの交流を発展させていきたいと挨拶したのに対し、研修員を代表して、シャムス氏が、「皆さんのご協力に感謝する。いつかバングラデシュがこんな素晴らしい国になったという姿を皆さんにお見せしたい。」と感謝の言葉を述べました。

本研修では、ポルショバ市長間で共通の行政ビジョンについての集中的に検討・協議される予定です。5月27日以降は、山口県庁、山口市、宇部市への訪問や山口市リサイクル・センター、有限会社サンエイ興業、宇部興産株式会社の視察など、5月30日の閉講式まで、4日間のスケジュールで研修が実施されます。

一連の研修がバングラデシュの発展に寄与することを願うとともに、今後、山口大学とバングラデシュの関係深化にも努めていきたいと考えています。

バングラデシュより地方都市行政能力強化プロジェクトで40名の研修員が来学
バングラデシュより地方都市行政能力強化プロジェクトで40名の研修員が来学
バングラデシュより地方都市行政能力強化プロジェクトで40名の研修員が来学