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台湾大葉大学から22名の研修生を受け入れ

2月4日、5日の両日、山口大学の学術交流協定校である台湾大葉大学の教育専業発展研究所から、現職の幼稚園および小・中学校の教諭である大学院生22名を受け入れ、日本の教育制度に関する研修を実施しました。これは、日本と台湾の小・中学校の違いについて理解を深め、研修で得られた知識や技能を職場に生かして、台湾の教育向上に寄与することを目的に行われたものです。

開講式では、本学の纐纈理事と富本副学長補佐から、歓迎と激励の挨拶があり、それに対し、研修生を引率する謝助教が、研修生の受入れに対する感謝と研修への意気込みを述べました。初日の研修では、教育学部の佐々木教授および石井教授による日本の教育制度の概要や日本における国際教育に関する講義が行われ、また、教育学部内に設けられた「ちゃぶ台ルーム」などを見学しました。ちゃぶ台には上座・下座がなく、ここでは学生・現職教員・大学教員など教職に関わる人たちがちゃぶ台を囲んで等しく心を開き、学び合い、ともに研鑽することだとの説明に、研修生は納得した様子でした。

研修2日目には、本学教育学部附属山口小学校および中学校を見学し、教育学研究科に在籍している現職の教諭との意見交換会を行いました。研修生は、実際の教育現場を見ることや、教育に携わる人々から直接話を聞くことで、台湾の教育との違いを肌で体験し、日本の教育の実情についての理解を深めました。その後行われた閉講式では、三浦副学長(国際・地域連携担当)が、今回の研修で学んだ知識を台湾の教育の発展に生かして欲しいと挨拶し、研修生一人ひとりに修了証書を手渡しました。

山口大学は、今回の研修が台湾における教育の向上・発展の一助となることを願うとともに、今後も大葉大学をはじめとする台湾の大学との関係深化に努めていきます。  

台湾大葉大学から22名の研修生を受け入れ
台湾大葉大学から22名の研修生を受け入れ
台湾大葉大学から22名の研修生を受け入れ