重点連携大学報告会を実施
5月18日(月),重点連携大学との共同研究についての報告会を開催し,学長をはじめ,理事,URAらの参加のもと,各研究チームの代表者が報告を行いました。
山口大学は,2013年10月に,大学全体のレベルアップと世界大学ランキングの順位上昇を目指し,学術交流協定校の中から,研究力向上につながると期待できる海外の6つの大学を重点連携大学として選定し,経済的なサポート等を行うことによって,研究における海外協定校との連携強化を推進しています。 また,比較的研究力の高い複数の大学が本学との様々なプロジェクトに参画しているタイを重点拠点国に指定しています。
報告会では,2014年度に重点連携大学と共同研究を行った7つの研究チームが,活動内容とその成果,今後の展望等について報告を行いました。どのチームも,初年度の研究成果を踏まえ,さらに一歩踏み込んだ研究を行っており,学会発表や論文発表等の成果も多数見受けられました。
報告後の質疑応答では,学長,理事らから多くの質問がなされ,発表者との間で活発な意見交換が行われました。
また,若手研究者及び学生間での交流促進,連携オフィスの充実,学部の枠を越えた共同研究の実施といった今後の課題もあげられ,それらを実現していくことが,重点連携大学との交流の推進につながることが確認されました。
本学は,今後も重点連携大学との共同研究を推進し,研究力及び国内外での認知度を高めることにより,学生にとって魅力ある大学づくり,国際・地域社会への貢献に取り組んでいきたいと思います。
報告が行われた重点連携大学とのプロジェクトは,以下のとおりです。
報告者 所属・職・氏名 |
相手先大学名 | プロジェクト名 |
---|---|---|
医学系研究科(工)・ 教授・上村 明男 |
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン) (イギリス) |
UCLとの連携活動(有機化学分野を中心に) |
経済学部・ 教授・横田 伸子 |
梨花女子大学校 (韓国) |
日本と韓国における労働の非正規化と社会的格差拡大に関する比較研究調査プロジェクト |
医学系研究科(医)・ 教授・村上 京子 |
梨花女子大学校 (韓国) |
日本および韓国の看護職における健康に関する信条-Q分類法を用いた共同研究 |
共同獣医学部・ 助教・谷口 雅康 |
チュラロンコン大学 (タイ) |
ゾウの精子形成解明と異種間での体細胞クローン胚作製 |
医学系研究科(農)・ 教授・山田 守 |
カセサート大学 (タイ) |
熱帯性環境微生物資源の開発研究 |
チュラロンコン大学 (タイ) |
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理工学研究科(工)・ 教授・三浦 房紀 |
ウダヤナ大学 (インドネシア) |
国際共同教育,共同研究による衛星リモートセンシング人材育成 |
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン) (イギリス) |
文理融合による防災研究の新しい展開 | |
教育学部・ 准教授・上原 一明 |
淡江大学 (台湾) |
東アジア的文化アイデンティティ構築におけるメカニズムの解明に向けて |