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江蘇大学副学長他3名が来学

10月9日(金)、中国の江蘇大学から梅强副学長、路正南京江学院長、刘国海電気信息工程学院長、黄婷国際課長が吉田キャンパス及び常盤キャンパスを訪れました。
江蘇大学と本学は、2013年9月に大学間学術交流協定を締結し、以来、研究者交流や日本・中国・韓国の学生の交流事業である創成工学サマースクール(SPIED)で協働する等、活発な交流を行ってきました。今般の訪問では、これまでの交流を踏まえた上で、今後の発展的な交流についての数々の議論がなされました。

一行はまず、工学部のある常盤キャンパスを訪問し、進士工学部長、理工学研究科の松田教授、江教授、技術経営研究科の福代研究科長と懇談を行いました。梅强副学長の専門分野が技術経営学ということもあり、福代研究科長から技術経営研究科の取組み等について説明がなされると、一行からは高い関心が寄せられました。また、来年度に設置が予定されている本学の創成科学研究科とのダブルディグリープログラムや今年8月に韓国の群山大学校で開催されたSPIEDについて話が及びました。SPIEDについては、進士工学部長から、岡学長が今回視察を行ったことで、学内での同プログラムの認知度が増したことが紹介されると、一行からは、同プログラムの更なる発展に向けた提案があり、今後についての活発な議論がなされました。

続いて、吉田キャンパスに場所を移し、一行は纐纈理事、富本副学長補佐、葛留学生センター長と懇談を行いました。冒頭、纐纈理事より、本年4月に設置された国際総合科学部についての説明がなされると、一行は国際総合科学部との学生交流について非常に高い関心を示し、梅强副学長より、江蘇大学が約1,000人の留学生を受入れていること、出席者の中の路正南教授が院長を務める京江学院は、本学国際総合科学部と類似した文理融合の学部であること等が紹介されました。また、梅强副学長が「江蘇大学はイノベーションができる人材を育成すること及び国際化をキーワードに改革を行っている」と述べると、纐纈理事からも「イノベーションとグローバリゼーションは本学にとっても重要なキーワードであり、江蘇大学と共通認識を持っていることを嬉しく思う」との言葉が伝えられました。その後、一行は、国際総合科学部のディーンコーディネーター及び福岡総務企画係長と懇談し、より具体的な学生交流についての話合いが行われました。江蘇大学では、英語で授業が開講されているプログラムが多数存在しているため、本学の学生が学びたい分野の希望を確認した上で、今後より多くの本学からの学生を受入れたいとの先方からの前向きな発言で、懇談会は締めくくられました。

今回の訪問をきっかけに、本学と江蘇大学との交流が、ますます発展していくことが期待されます。