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第11回若手研究者セミナーを開催

平成27年11月16日(月)から17日(火)の2日間,山口県セミナーパークで,第11回 Young Scientist Seminar (11th YSS) を開催しました。

このセミナーは,一般的な生物学を研究対象としている多くの若手研究者が集まり,各々の研究成果を英語で口頭発表し討議するもので,今回で11回目の開催となります。このセミナーの特徴は,運営自体も学生が行っている点にあり,今年度は本学工学部の学生が運営を行いました。今回のセミナーには,学部生及び大学院生を含む日本人50名と,5カ国からの留学生を含む外国人若手研究者44名の総勢94名が参加しました。

実行委員長の Mochamad Nurcholis(山口大学大学院医学系研究科博士課程学生)とDr. Vichai Leelavatcharamas(コンケン大学)が開会挨拶を述べ,全体講演として,Dr. Constantinos Theodoropoulos(マンチェスター大学)の基調講演とドイツ,タイ,ベトナム,ラオスからの外国人研究者による5題の招待講演があり,参加した若手研究者との間で活発な議論が行われました。その後行われたグループ討議では,若手研究者が6つのグループに分かれ,英語による口頭発表と研究討議を行いました。発表は,それぞれが専攻する微生物学,応用微生物学,生物工学を中心とした,様々な生物関連分野に関連しており,合計55題にのぼりました。討議ではうまく英語で伝えることができない若手研究者も見受けられましたが,何とか伝えようとする姿勢から他の若手研究者が意図を感じ取り,さらにはサポートすることによって積極的な討議が行われました。このグループ討議において各グループから選出された代表者6名は,2日目の全体討議でも発表を行い,その中からカセサート大学のAumpuchin PanyavutさんがBest Presentation Award を獲得し、本会をサポートするJSPS研究拠点事業のコーディネーターである山田守農学部長(山口大学)から賞状が手渡されました。

招待者による講演の様子

招待者による講演の様子

Best Presentation Awardの表彰

Best Presentation Awardの表彰

全参加者による集合写真

全参加者による集合写真