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重点連携大学プロジェクト シンポジウムを開催

11月14日(土)、山口大学吉田キャンパス共通教育棟1番教室において、重点連携大学共同研究プロジェクト(山口大学・淡江大学)シンポジウム「山口大学がつなぐ世界と山口」を開催し、台湾の淡江大学教員、台北駐福岡経済文化弁事処、および本学教員、総勢11名が登壇しました。

山口大学は、海外の学術交流協定校の中から6つの大学を重点連携大学に選定し、研究交流を強化することで、大学全体の研究力向上を目指しています。淡江大学は、台湾の私立大学の中でも屈指の大学であり、グローバル教育をリードしています。平成25年には本学教育学部と淡江大学文学院との間で学術交流協定を締結しており、今年度から2名の学生が交換留学生として在籍しています。

シンポジウムでは、初めに、本学の三浦房紀副学長(国際・地域連携担当)から、開会の言葉と開催意義が述べられました。第一部は「東アジア人を知ろう --台湾、そして日台の関係--」と題して、日台の専門家が歴史、伝統文化、観光、美術などを通じて、台湾をパノラマ的にわかりやすく紹介するもので、淡江大学から陳玉鈴助教による「次はどこに行こうか? 観光CMから想像してみよう」、馬銘浩准教授による「書道の伝統、現在と未來」、林呈蓉教授による「興味の台湾史話:伊藤博文と台湾」、李其霖助教による「台湾海域に沈没した日本の戦艦」、本学から菊屋吉生教授による「台展における台湾人画家と同世代日本人画家との共通性‐「台展三少年」を中心にして」という発表が行われました。その後、総括として本学の纐纈厚理事・副学長(教育学生担当)が登壇しました。

第二部では、パネルディスカッション「山口大学がつなぐ世界と山口」と題し、本学から三浦房紀副学長、国際総合科学部の福屋利信副学部長、教育学部本プロジェクト研究員の吉村誠教授、淡江大学から林信成文学院院長、台北駐福岡経済文化弁事処から林育柔副領事の5名がパネリストとして登壇し、地域と世界をつなぐという観点から、これからの山口大学の役割を熱く語り合いました。パネリストからは、それぞれの立場から、とても興味深い内容の話が述べられ、参加者の高い関心を集めました。また、質疑応答では美祢市職員の方から、美祢市が取り組んでいる台湾とのプロジェクトに関する質問などがあがりました。最後は淡江大学の林信成文学院院長が閉会の言葉を述べられました。

引き続き本プロジェクトは、共同研究の成果として論文集を出版し、今年度末に電子ジャーナルを立ち上げ、2016年10月にはWEB上で公開される予定です。山口大学は、重点連携大学との共同研究をより一層発展させ、研究力の向上に取り組んでまいります。

第一部「東アジア人を知ろう -台湾、そして日台の関係-」

第一部「東アジア人を知ろう -台湾、そして日台の関係-」

第二部 パネルディスカッション「山口大学がつなぐ世界と山口」

第二部 パネルディスカッション「山口大学がつなぐ世界と山口」