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国際協力機構(JICA)民間提案型普及実証事業ワークショップを開催

1月20日(水),国際協力機構(以下,JICA)の事業である「民間提案型普及実証事業」(以下,本事業)の最終ワークショップが,インドネシアジャカルタの技術評価応用庁(以下,BPPT)で開催され,山口大学から三浦国際・地域連携担当副学長,富本副学長補佐,大澤特命准教授,清水谷URAが参加しました。

本学と多機能フィルター株式会社(以下,多機能F社)は,平成24年度に外務省の中小企業海外展開支援事業「ODA案件化調査(以下,案件化調査)」に共同申請して採択を受け,多機能F社のインドネシア進出に向けて支援を行いました。

本事業は,その成果の延長線で採択された事業であり,平成25年度から3年間にわたって実施されました。

事業内容としては,多機能F社の海外展開をさらに推進するため,案件化調査で得られた知見を活かしつつ,本学の重点連携大学であるウダヤナ大学を多機能F社の現地パートナーとして繋ぎ,同大学内で地元素材を使用した製品開発や菌根菌の培養等を行うことで,本学のみならず同大学の知見も活かした実証試験などを実現し,多機能F社製品の製造販売のための体制づくりを支援しました。

司会進行を務める富本副学長補佐
司会進行を務める富本副学長補佐
講演中の三浦国際・地域連携担当副学長
講演中の三浦国際・地域連携担当副学長

本事業の最終成果発表の場である今回のワークショップでは,本学の富本副学長補佐が司会を務め,JICA関係者,BPPTや林業省森林研究所等のインドネシア中央省庁関係者,民間企業関係者等,多くの聴講者の前で,多機能F社の小池常務取締役,ウダヤナ大学のスワスティカ学長,本学からは三浦副学長が,3年間実施した本事業についての講演を行いました。また,成果発表では,本学の活動が地域の活性化,開発途上国の課題解決に貢献したことが改めて確認されました。

山口大学は今後とも,研究成果やヒューマンネットワークを活かし,地域・国際社会へ貢献していきます。

ワークショップの模様
ワークショップの模様