岡学長らがJICAマレーシア事務所、マレーシア日本国際工科院を訪問

平成28年2月19日（金）、岡正朗学長、上西研学長特命補佐、富本幾文副学長補佐、マレーシア日本国際工科院（以下、MJIIT）に在籍出向している大島直樹准教授をはじめ、8名の教職員らが、JICAマレーシア事務所及びMJIITを訪問しました。

JICAマレーシア事務所においては、松本高次郎所長をはじめ4名の職員の方と懇談を行い、本学が注力している中小企業の海外展開支援をはじめ、現地での国際協力及び国際交流の取り組みに関する概況を伺うことができ、今後の国際協力事業等の立案に有益な情報を得ることができました。また、本学のMJIITにおける取組み状況や同校でMOTが新たに立ち上げる国際連携i-Kohzaについての紹介を行い、本学の活動に対する支援を依頼しました。

続いて訪問したMJIITにおいては、ルビヤ・ユーソフ院長、堀江正彦マレーシア工科大学名誉大使他、多くの教職員の方々と懇談会が実施され、活発な意見交換が行われました。MJIITは、日本の工学教育の特徴を生かした教育、研究を行うことを目的とした、学部及び大学院を有する教育機関で、本学の協定校でもあるマレーシア工科大学の下に設置されています。日本・マレーシア両国政府の協力により準備が進められ、円借款による支援のもと、2011年9月に開校した新しい教育機関です。本学は、MJIITの協力校等から成るコンソーシアムに同校の開学間もない時期より参加し、日本の大学としては初めて現職教員を派遣する等、同校の技術経営学科の講座の確立、運営、人材育成に協力しています。また、平成26年4月には、MJIITに本学の国際連携オフィスを設置し、同校と本学との交流事業等の円滑な実施に努めています。今般の訪問では、ルビヤ院長より、これまでの支援に対する感謝の意が伝えられるとともに、既存の交流を継続的に行っていきたいことや、短期間の研究者交流をより一層進めていきたい等の要望が伝えられました。

今般の訪問で築いたネットワークをもとに、本学は今後もマレーシアにおける学術交流を促進してまいります。