平成27年度第2回山口大学職員海外派遣SD 研修報告会を開催

3月18日（金），吉田キャンパスにおいて，平成27年度山口大学職員海外派遣SD（スタッフ・ディベロップメント）研修参加者による第2回研修報告会を開催しました。

本研修は，本学の職員を海外の大学に派遣し，「派遣先大学の管理運営及び教育研究体制についての実地研修を通して，大学運営の現状と課題への理解と意識を高め，業務改善に資する人材へと育成すること」を目的として，平成16年度から開始され，本年3月現在で延べ59人を派遣しています。今般の報告会では，今年度派遣した13名のうち，10月末以降に研修に出発した7名の報告が行われ，約30名の教職員が参加しました。

報告会の冒頭，坂本企画戦略部長から，明日の山口大学ビジョン2015には，全ての大学人と地域の人々が，互いの歴史・文化・民族・言語・宗教などの違いを超えて，共感・共鳴・共奏できるダイバーシティ・キャンパスを目指すことが掲げられており，その一翼を担っていただくべく，先行投資として職員の方々に海外派遣SD研修に参加していただいており，研修で得た知見を日常業務のみならず，大学の国際戦略等に反映していただきたいとの挨拶がありました。

研修に参加した職員からは，研修に参加した目的、研修内容、成果、提案事項等が報告され，ダブル・ディグリー制度の拡大や地方自治体と連携した留学生リクルーティング等，派遣先大学で取組まれている事例で本学へ積極的に導入すべき点や，人材育成等での本学とは異なった取組みが紹介されました。研修参加者からの報告後，活発な質疑応答がなされ，研修参加者だけでなく，今後、海外SD研修への参加を希望する若手職員も巻き込んでの意見交換が行われ，本学のグローバル化について考える良い機会となりました。

本研修に参加した職員が，研修で得た知見を今後の業務において活かしていけるように，また，大学のグローバル化が一歩前進するように，大学として，研修参加者から提起された提案事項等のフォローアップを行っていく予定です。また，ダイバーシティキャンパスの実現に向け，グローバル人材を育成するべく，引き続き，本研修の充実を目指して参ります。