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重点連携大学報告会を実施しました

6月7日(火)と6月20日(月)の2日間、岡学長はじめ、副学長、シニアURA、国際戦略室主事らの参加のもと、重点連携大学との共同研究についての報告会を開催しました。

山口大学は、2013年10月に、学術交流協定校の中から研究力向上につながる海外の6つの大学を「重点連携大学」として選定し、財政的支援を含むバックアップを行うことによって、研究における海外協定校との連携強化を推進するとともに、大学全体のレベルアップと世界大学ランキングの順位上昇を目指しています。

この度は例年の活動報告とあわせて、これまでの3年間の活動状況に基づき、各研究プロジェクトの中間評価のためのヒアリングも実施しました。

報告会では、「重点連携大学」事業のもと共同研究を行ってきた7つの研究チームが、3年間の活動内容とその成果、今後の展望等について報告を行いました。各研究チーム代表者からは、重点連携大学の研究者との共著論文の発表状況に加えて、外部資金の獲得状況や大学院生等を含めた研究者の交流状況について、報告が行われました。また、これまでの業績を踏まえた今後の研究連携の発展についても、展望が述べられました。

報告後の質疑応答では、学長、副学長らから多くの質問がなされ、発表者との間で活発な意見交換が行われました。特にシニアURAからは、共同研究内容の他分野への応用や研究促進のための大学の支援について、具体的な提案が行われました。

山口大学は、今後4年間で重点連携大学を10大学以上とし、大学の国際研究力を強化することを目標としています。本学の研究分野での強みを、重点連携大学事業を通じてグローバルに発展させ国際社会へ貢献すると共に、地域や学生の皆さまにとって魅力のある大学となるよう、取り組んでまいります。

報告が行われた重点連携大学とのプロジェクトは、以下のとおりです。

報告者
所属・職・氏名
相手先大学名 プロジェクト名
教育学部・
准教授・上原 一明
淡江大学
(台湾)
東アジア的文化アイデンティティ構築におけるメカニズムの解明に向けて
創成科学研究科(工)・
教授・上村 明男
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
(イギリス)
UCLとの連携活動(有機化学分野を中心に)
創成科学研究科(農)・
教授・山田 守
カセサート大学
(タイ)
熱帯性環境微生物資源の開発研究
チュラロンコン大学
(タイ)
共同獣医学部・
准教授・谷口 雅康
チュラロンコン大学
(タイ)
ゾウの精子形成解明と異種間での体細胞クローン胚作製
医学系研究科(医)・
講師・木村 和博
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
(イギリス)
Development of International Scientific Leaders to Ophthalmology at UCL-YU international exchange
創成科学研究科(工)・
教授・三浦 房紀
ウダヤナ大学
(インドネシア)
国際共同教育,共同研究による衛星リモートセンシング人材育成
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
(イギリス)
文理融合による防災研究の新しい展開
報告会の様子

報告会の様子

報告する山田教授

質疑応答の様子