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タイ農学研究機構(ARDA)事務局長、タイ学術会議(NRCT)、カセサート大学のGunjana Theeragool准教授他2名が来学

9月23日(金)、ARDAのPanpimon Chunyanuwat 事務局長、NRCTのSukunya Theerakullert事務局長、カセサート大学のGunjana Theeragool准教授他2名が本学の岡正朗学長を表敬訪問しました。

ARDAは、2003年に国王令によって設立されたタイ政府農業・協同組合省内の公的研究機関であり、本学とは、2008年8月に大学等間学術交流協定を締結し、交流を行っています。これまでの共同研究においては、熱帯産の耐熱性微生物を活用したバイオ燃料、省エネ高温発酵技術の開発などで成果を上げています。また、タイ国の政策や戦略に対して提言を行う役割を担っているNRCTは、日本学術振興会をはじめ海外の研究機関等との共同研究、学術交流を積極的に行っており、本学とは研究拠点形成事業等を通じて活発な交流を行っています。重点連携大学の一つであるカセサート大学とは、農学部を中心に活発な交流が行われており、その交流は、研究者交流、学生交流、セミナーの実施等、多岐にわたっています。今般の岡学長への表敬訪問では、本学の山田守学長特命補佐、富本幾文副学長補佐(国際連携担当)、松下一信教授(特命)を交え、本学とこれらの機関との交流状況についての紹介がなされるとともに、今後の交流についての議論がなされました。

懇談では、本表敬訪問に先立ち、9月20日(火)に本学とカセサート大学が主催し、在タイ日本国大使館に於いて行われた「バイオ燃料生産に関する次世代型技術セミナー」に関する報告が山田学長特命補佐及びタイ側より行われ、企業への技術移転が課題となっている中、今般のセミナーでは多くのマッチングが図られ、非常に大きな成果が得られたことが紹介されました。これに対し、岡学長より、産学が連携しての共同研究や共同事業は、本学にとって大変重要なことと位置づけており、同セミナーが成功裏に終わったことを非常に嬉しく思っているとの感想が述べられました。また、今般のセミナーがARDA及びNRCTの強力なサポートによって実現したことに対して、岡学長から感謝の意が伝えられました。このことに関連し、Gunjana准教授より、岡学長が出席する、本年11月にタイのチョンブリ県で開催される研究拠点形成事業(先端研究形成型)に関連したジョイント・セミナーにも、今般のセミナーに参加した企業を招待し、更なる連携を深めていきたいとの意気込みが伝えられました。

また、本学の中高温微生物センターについて話が及ぶと、山田学長特命補佐より、同センターをタイや他のアジアの国々の研究者にも開放し、研究者育成に尽力していきたいとの発言があり、これに対し、タイ側からも、次世代の研究者を育てていくことは力を入れていきたい事項であるとの発言がありました。これまで、本学とこれらの機関は、多くのプロジェクトを通して連携を深めてきましたが、研究だけでなく、人材育成という点でも連携を深めていくことを確認し合い、懇談会は締めくくられました。 今回の訪問をきっかけに、本学とタイのこれらの学術機関との交流が、ますます発展していくことが期待されます。

タイ農学研究機構(ARDA)事務局長、タイ学術会議(NRCT)、カセサート大学のGunjana Theeragool准教授他2名が来学
タイ農学研究機構(ARDA)事務局長、タイ学術会議(NRCT)、カセサート大学のGunjana Theeragool准教授他2名が来学
タイ農学研究機構(ARDA)事務局長、タイ学術会議(NRCT)、カセサート大学のGunjana Theeragool准教授他2名が来学