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岡学長がモスクワで開催された第6回日露学長会議に参加

10月6日(木)、日露大学間の教育・研究交流の更なる推進と、パートナーシップの強化を図ることを目的に、ロシア学長連盟と日露学長会議実行委員会の共催で、第6回日露学長会議がモスクワ国立大学において開催され、本学から岡学長らが参加しました。本会議には本学をはじめ日本から20大学、ロシアからおよそ30大学が参加しました。

会議では、ヴィクトル・A・サドーヴニチィ モスクワ大学学長、里見進東北大学総長による主催者挨拶に続き、大槻耕太郎在露日本大使館公使参事官ら来賓による挨拶が行われました。続いて、「大学と社会(現代世界の科学と教育)」というテーマで、日露の大学を取り巻く現状と課題、それぞれの大学が取り組む重点施策等についての基調講演やプレゼンテーションが参加大学学長等により行われ、本学からは岡学長が「山口大学とモスクワ大学およびモスクワ工科大学の学術交流について」と題して「本学の紹介」や「ロシアとの学術交流の拠点となっている時間学研究所の紹介」等についてプレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションの最後に、岡学長は、「時間学研究所は本学の特色のある研究拠点であり、特に国際的な交流に力を注ぎ、今後もロシアの大学と広く学術交流を行うことを計画している」と発言し、時間学を中心とした本学とロシアの大学との研究連携についての展望を述べました。

さらに、会議では、2013年10月の安倍首相・プ-チン大統領による首脳会談で両国は2020年までに留学生の数を今のおよそ5倍の2000人に増やすことで合意していることを踏まえ、日本側から日本政府の財政支援を受けて、ロシアとの交流を行う大学の数を2倍に増やす計画が紹介されました。これに対してロシア側は、両国の大学が先端技術を開発するための合弁企業を設立することなどを提案し、双方は共同研究を進めるとともに、今後の日露関係を担う人材の育成に力を入れていくことを確認し、会議は終了しました。

また、岡学長は、モスクワ滞在中に山口大学名誉博士の称号授与が予定されているミカエル・アイザック・トリベルスキー教授(モスクワ大学)と懇談し、名誉博士称号授与式を行う予定であることを伝えました。なお、名誉博士称号授与式はミカエル・アイザック・トリベルスキー教授が本学来訪(10月~12月)に併せて開催する予定です。

プレゼンテーションする岡学長
プレゼンテーションする岡学長
会議の様子
会議の様子
トリベルスキー教授(左から2番目)との記念撮影
トリベルスキー教授(左から2番目)との記念撮影