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山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式

11月16日(金)、本学協定校のカセサート大学にて、山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式が行われ、山口大学からは、岡学長、山田学長特命補佐、富本国際連携担当副学長補佐をはじめ10名の教職員が、カセサート大学からは、Chongrak Wachrinrat学長代行、Ladawan Puangchit副学長代行、Supa Hannongbua理学部長、Somwang Khantayanuwong大学院研究科長ら18名が参加しました。カセサート大学と本学は、1998年に大学間協定を締結して以来、研究拠点形成事業等を通して活発な交流を行っており、多くの研究者、学生が行き来しています。今般、本学が重点拠点国と位置づけるタイにおいて本学の国際連携オフィスを開所するにあたり、本学との歴史が深い同大学の理学部内にオフィスをオープンする運びとなりました。

開所に先立ち行われたオフィス設置に関する協定書の調印式では、Chongrak Wachrinrat学長代行から「日本のみならずアジアでも有数の大学と認識している山口大学とさらに緊密な関係を構築でき非常に嬉しく思っている。本学の理学部との交流が盛んであるが、これを機会に、理学部のみならず他の学部との交流が深まることを期待したい」との言葉が述べられました。その後、本学の岡学長の謝辞では、国王陛下のご崩御に伴い、タイ全土が深い悲しみに包まれている中、今般の開所式を挙行させていただいたことへの謝意を表すとともに、国際連携オフィスを通して共同研究の促進、優秀なタイの学生のリクルーティング、同窓生との緊密な関係の構築等を目指していきたいとの決意が述べられました。同式典では、本学にとって初の試みとなるジョイント・ディグリー・プログラムの設置に向けた覚書も併せて締結され、両大学間の交流をますます深めていこうとの機運が高まる中盛会裏に終わりました。

また、カセサート大学への訪問に先立ち、11月14日(月)から15日(火)にかけてチョンブリ県で研究拠点形成事業の第二回ジョイント・セミナーが開催されましたが、本セミナーの開催に合わせて本学の名誉博士称号授与式が厳粛に挙行され、タイ科学協会のNapavarn Noparatnaraporn会長に岡学長から名誉博士号が授与されました。Napavarn教授は、1989年から始まった日-タイの10年事業や日本学術振興会の拠点大学事業において、タイ側のコーディネーターとして活躍され、両国の50に及ぶ大学の微生物研究者間の交流の発展に貢献されるとともに、本学とカセサート大学との交流の発展において中心的な役割を果たされた方です。このような功績を讃えるべく、同博士に対し、本学の名誉博士号が授与されました。

いよいよ、本学の重点拠点国であるタイにおいて国際連携オフィスが活動を開始いたします。本学は、これまでに築いてきたタイの大学との交流をさらに発展させるべく、バンコク国際連携オフィスの活動やジョイント・ディグリー・プログラムの実現に向けたカセサート大学との協働を推進してまいります。

山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式
山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式
山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式
山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式
山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式
山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式
山口大学バンコク国際連携オフィスの開所式