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駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使一行が来学

2月16日(木)、駐日ベトナム社会主義共和国大使館からグエン・クオック・クオン特命全権大使が令夫人、秘書官とともに、吉田キャンパスを訪問しました。

一行はまず、本学に留学中のベトナム人留学生と懇談を行い、山口大学に留学したきっかけ、山口大学での生活、困っていること等について学生らに尋ねられました。これに対し、学生からは、ベトナムで在籍していた大学が山大の協定校であったため山大の存在を知った、山大を卒業した先生から薦められた等のきっかけが紹介されるとともに、学習・研究環境が非常に良い山大で学べることは、とても幸運なことだと感じている等の感想が述べられました。また、本学ベトナム人留学生から「なぜ山大を訪問することになったのか」との質問がなされると、グエン大使からは、「日本全国にいるベトナム人留学生の生活、学習や研究の状況、希望などを理解するため、より多くのベトナム人留学生に会って、懇談したいと考えている。自分も妻も留学経験があり、経験を共有したいと思った」との発言がありました。懇談の最後には、駐日ベトナム大使館が、ベトナム人学生会への支援を通じてベトナム人留学生の就職活動や生活面でのサポートを行っていることが紹介され、グエン大使からベトナム人学生会の山口支部設立の提案がありました。

続いて、一行は岡学長、三浦国際連携担当副学長、富本国際連携担当副学長補佐、松田創成科学研究科教授との懇談会に臨みました。懇談会では、グエン大使から高度人材育成における二国間協力を重視しているとの発言があり、留学生受入れはもちろんのこと、ベトナムの大学との協定締結、研究協力も進めてもらいたいとの発言がありました。これに対し、本学側からは、ベトナム教育訓練省との協定に基づく奨学金制度をはじめ、本学とベトナムとの学術交流・連携状況が紹介されるとともに、現在、グローバル化を推進するために様々な取組みを行っているとの説明がなされ、ベトナムからも多くの留学生を派遣してほしいとの要望が述べられました。また、岡学長から、昨年末に行われた留学生懇談会ではベトナム人留学生が伝統舞踊を披露してくれたこと、子育てをしながら研究に励む学生、日本語が非常に上手な学生等、優秀で勤勉なベトナム人学生が多く在籍していることが紹介されると、グエン大使からは、山大で学んだベトナム人留学生は、将来、ベトナムの大学と山大との架け橋としての役割を十分に果たすことができると期待していると述べられました。

今般の一行の訪問は、ベトナムの外交関係者に本学で学ぶベトナム人留学生の活躍や本学のグローバルな取組みを紹介するとともに、日越学術交流の発展のための、有益な情報を得る場ともなりました。本学は、日越学術交流の発展に寄与できるよう、さらなるグローバル化を推進してまいります。

駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使一行が来学
駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使一行が来学
駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使一行が来学
駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使一行が来学
駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使一行が来学
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