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平成28年度山口大学職員海外派遣SD 研修帰国報告会を開催

3月9日(木),吉田キャンパスにおいて,平成28年度山口大学職員海外派遣SD(スタッフ・ディベロップメント)研修参加者による帰国報告会を開催しました。

平成16年から開始している本研修は本学の職員を海外の協定大学に派遣し実施するもので,平成16年度から開始され,今年で13年目を迎え,昨年度末現在で延べ65名を派遣しています。今年度は,国際化する社会に対応し,本学の国際化に貢献できる人材の育成及び本学の運営に資する人材の育成を目的として実施され,塩田客員教授による研修を含む事前研修会を2回実施した上で,研修者を派遣しました。今般の報告会では,今年度派遣した8名及び中国地区国立大学法人職員共同海外派遣研修参加者1名による報告が行われ,約60名の教職員が参加しました。

報告会の冒頭,坂本企画戦略部長が挨拶を行い,明日の山口大学ビジョン2015には,全ての大学人と地域の人々が,互いの歴史・文化・民族・言語・宗教などの違いを超えて,共感・共鳴・共奏できるダイバーシティ・キャンパスを目指すことが掲げられており,今年度からは,大学全体の国際化を意識し,課題解決能力,政策立案能力を培っていただくことを目的として派遣を行ったとの説明がありました。また,今年度から多数の留学生を国際総合科学部に受入れており,今後,様々なバックグラウンドを持った学生や教職員が共存できる環境を整備していく必要があるため,研修者には,本学のグローバル化の中核として,研修で得た知見を活かしてもらうことを期待したいと述べられました。

研修生からは,研修に参加した目的,研修内容,成果,提案事項等が報告され,海外オフィスへの現地常駐職員の配置,危機管理体制の学生への周知徹底,渡日前入試の拡充,留学生を活用した広報体制等様々な提案が行われました。研修参加者からの報告後には,活発な質疑応答が行われ,その場に集った教職員全体で本学のグローバル化について考える良い機会となりました。

最後に,土谷監事から「研修者の積極性,行動力に非常に感服した。研修で培った課題解決能力や提案力を現場で活かしてもらいたい」とのコメントが寄せられました。また,田中理事・副学長(地域連携,人事労務担当)からも,「海外に行き,外から山口大学を見ることで,山口大学の強みや課題に気付くきっかけとなったと思う。研修で得た気付きや成果を積極的に提案し,山口大学が変わるきっかけをつくってもらいたい」との感想が述べられました。

本学は,ダイバーシティ・キャンパスの実現に向け,グローバル人材を育成するべく,引き続き,本研修の充実を目指して参ります。


平成28年度SD研修の派遣先等一覧
研修参加者 派遣期間 派遣先
企画戦略部 企画・評価課
企画係
本城 美怜 9月6日

14日
大連外国語大学、山東大学、APU上海オフィス他
経済学部 大学院係 石田 莉佳
情報環境部 学術情報課
情報サービス係
松原 花梨 11月7日

10日
大葉大学、中興大学、東海大学
財務部 財務課
出納係
清水 里美
教育学部 学務係 谷 美里 11月12日

19日
チェンマイ大学、カセサート大学、シーナカリンウィロート大学、チュラロンコン大学
教育学部 学務係 田中 志歩
学生支援部 入試課
入試第一係
門脇 健太 11月13日

19日
インドネシア大学、ガジャマダ大学、ウダヤナ大学、APUジャカルタオフィス
総務部 広報課
広報係
石田 友紀子
学生支援部 学生支援課
副課長
寺西 晴美 5月11日

20日
中国地区国立大学法人職員共同海外派遣研修

※ 所属は派遣時のもの

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